ヒラメの釣行記でおなじみの少佐から俺流ヒラメスタイルを聞き出しました。ヒラメを釣ってみたいという方必見です!

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ヒラメを釣る”と言えば「船釣りの特権」と考えている人は多いのではないでしょうか? しかし本州では、近年ヒラメは防波堤やサーフで釣れるゲームフィッシュとして人気を確立しています。 しかし「どうやったら釣れるのか?」「どんな場所が釣れるのか?」など、疑問も多いと思います。 そこで当店ホームページのヒラメ釣行記でお馴染みの”少佐”に基本的なヒラメゲームについて 解説して頂きました。まずは準備編としてタックルについての解説、そして過去の釣行を 振り返りつつ、少佐ヒラメをゲットする秘訣を聞く実釣編と2回に分けてお送りします。
前編ではタックルなどの準備編でしたが後編は実際にヒラメを釣る方法やポイント選びをなどを少佐に聞いてみたいと思います。
  「準備も出来たしヒラメを釣るぞ〜!」と気合を入れてただ漠然とキャストを続けてもなかなか良い釣果は出ません!例えそれで釣れたとしてもその次の釣果に繋げる事は難しいと思います。特に何の変化も無いように見えるサーフでも良く見ると必ず何かしらの変化が有ります。まずヒラメの居場所を探すには離岸流を見つける事が大事だと思いますね。

なるほど〜!やはりどんな魚も離岸流の有無は重要ですよね!日頃、少佐はサーフで、どの様に離岸流を見つけ出しているんですか?
  まず離岸流についてですが、打ち寄せる波がある一点から沖へ向かって流れ出す場所。その流れの事を離岸流と言います。この場所はボトムが周辺よりも幾分深くエグレていてヒラメのみならず、ベイトフィッシュやその他のフィッシュイーターが溜まりやすい場所なのであります! 払い出しとかリップ・カレントなんて言い方をする人もいますね!波の帯を良く見ると波頭の高さが一定ではなく高い所と低い所と波が立たない所が有る事に気付くはずです。その波が立たない所が離岸流ポイントの可能性が高いです。サラシが沖に延びていれば間違いありません。おいらは波高が1.5m位の時が一番見つけ易いっすね。


少佐は仕事帰りの釣行が多いと思いますが夜の釣行ではどのように離岸流を見つけていますか?
  確かにデイゲームだと目で見て確認出来ますが、夜の暗いサーフではそれは出来ませんよね!そんな時は少し慣れが必要ですが、ラン&ガンしながら引き抵抗の大きなミノーをキャストして、その引き抵抗の違いを感じ取るので払い出しを見つける事ができます。当然、ルアーの引き抵抗が強い場所には離岸流が 発生しています。

離岸流以外には、どんな有望ポイントがありますか?
  その他のポイントとしては砂地と砂利などの境目がはっきりしているような場所ですかね!そのような場所の沖には、ボトムに沈み根等による流れの変化や周辺より深いエグレなんかが有る場合が多く、そこで離岸流が発生している可能性があると思います。また、このようなエリアにはフィーディング(補食)に来る個体はサイズが良い場合が多いですね。

とにかく地形の変化なども見逃さない事が大事なんですね!!
  そうっすね〜!確かにオイラはこのような場所で50アップが釣れた実績が高いです。その他にも海中が黒く見える岩礁帯と砂地との境目でもヒット率が高いです。そのような場所で50アップを連続2枚キャッチした事もあります。その時は2枚とも境目の砂地側でのヒットでした。沈み根の上でベイトを待ち構えている ヒラメがいる事をイメージしながらキャストしてヒットしました!!このようなイメージする事も大事ですね!!

次に少佐がヒラメを狙いでミノーをキャストしてリトリーブ際にどのような事に気を付けていますか?
  オイラはミノーのリトリーブのスピードは初めは1秒間にハンドル2回転位が一応の目安と思っています。もちろんサクラマスを狙うようなリトリーブの早さでも喰って来る事もありますけどね!あと、大事なのはルアーが波打ち際に近づいて来ても最後まできちんと泳がせる事ですね!ヒラメは波打ち際でのヒットが非常に多い魚なので必ずルアーを回収するまできちんとリトリーブするようにしています。それと波打ち際で バイトが多い魚だけに必要以上に立ち込む事はやめた方がいいですね。波打ち際でヒットするはずのヒラメを散らす事になる事になってしまいますので!!

確かにどんな魚種でもあまり不用意に立ち込むと釣れる物も釣れなくなる場合が多いですよね!では、波打ち際でヒラメのバイトがあったのにのらない場合などに少佐はどのうようにフッキングさせていますか?
  オイラの場合はミノーのリトリーブ中に「ガツッ!」とバイトがあったとしてもリトリーブは止めないで巻き続けています。食いそこねたヒラメはミノーを止めてしまうと追い食いしない事が多いのでそのまま巻き続けたり、トゥイッチを入れたりとパターンを変えながらリトリーブを続けると再度バイトする事が多いですね。もしバイトがありルアーに重みを感じたら「即フッキング!」で OKです。

ついついバイトがあるとリトリーブを止めてしまう時がありますからね。少佐が沢山ヒラメをキャッチできるのはショートバイトに的確に対処しているからなんですね! 次にルアーのカラーの話ですが少佐はどのうようにカラーを選んでいますか?
  オイラはルアーのカラーを決める時に、水の色に近いカラーを選ぶことが多いです。水色がクリアーな時はブルー系、多少濁って緑に近い時にはグリーン系、またオレンジ色の照明の下などはアカキンやオレンジベリーのミノーなんかを選んでいます!他にはオイラ的にはリアクションバイトで食わせる釣りが 好きなので実際のベイトフィッシュにありえないようなパールチャートやその他のハデめのカラーを好んで使う事が多いです!当然、その日の当たりカラーやルアーがあるので、あまり最初からこだわり過ぎない方が良いと思います。ミノーでもワームでも釣れないルアーは無いですからね!一度釣れなかったカラーでも違う日に同じ場所でそのルアーがガンガン釣れる事だってありますからね。

なるほど〜!自分も最初に魚を探す意味でもアピールが強いチャートやピンク系のアピール系カラーを最初に使うことが多いですね!では、これからヒラメを始める方に最初に揃えてもらいたいカラーはなんですか?
  オイラ的に必ず持ち歩いているカラーはナチュラル系のイワシカラー、アピール系のアカキンやパールチャ−トの3本があれば、とりあえずは通用しますかね! あとはヒラメに強いと言われているゴールド系があると心強いです。ただルアーのカラーに関しては個人個人の好みがあるので絶対に これと言う物は無いと思います。


そうですね!あまりこだわり過ぎずに使ったほうが効率よくヒットカラーを見つけられる事が多いですよね!では、最後に、これからヒラメのミノーイングを始められる方に一言お願いします。
  まずヒラメを釣る為には離岸流や地形の変化のある場所を見つける事と、とにかく一つのルアーにこだわらずにルアーチェンジを繰り返して、その日のアタリを見つけるようにしてください。今回はサーフからのミノーを使ったヒラメゲームの話をしましたが、おいらも今シーズンはソフトルアーをガンガン使って漁港でのヒラメゲームも積極的にやってみたいと思っています!もちろん、タックルは操作性重視でロックフィッシュ専用ロッドを使う予定です!「漁港で70cmクラスが釣れる事もありますからね!」 あとオイラは勉強の為にロックフィッシュ地獄と言う雑誌のヒラメ編を熟読してイメージトレーニングをしています(笑) 他にはオイラが気を付けている事は、小さいソゲサイズは必ずリリースして 行きたいと思ってますね!やはり魚も大事な資源ですから釣れた魚を全てキャッチしていると最後は 居なくなってしまう恐れがあるので、なるべく小さい魚や食べない魚は優しくリリースしてあげてください。

自分も足場の高い釣場などでは、なるべく低い所に降りてリリースしたり、タモを使ってリリースしたりとせっかくリリースした魚が死んでしまわないように心掛けていますね。今シーズンは少佐のソフトルアーを使った釣果報告も楽しみにしています! 少佐、今回は本当にありがとうございました。
  これからヒラメを始める方に少しでも参考になると嬉しいです。 もし釣場でオイラを見かけたら いつでも声を掛けてくださいね!これからも、みんなでルアーフィッシングを楽しみましょう〜(^^)v


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